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蒼が11歳から20歳までに出合った4つの事件――初めてできたガールフレンドが抱える絶対他人に言えない秘密とは。鬱屈した生徒たちと、30年ぶりに明かされる母校の暗部。深夜のひとり芝居「鏡の中のアリス」が最後の舞台となった女優にまつわる哀切きわまる2つの悲劇。多感で真摯な蒼の活躍が胸をあつく打つ!
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これは短篇集、というよりも中篇集になるんでしょうか。
どれも蒼を主軸に据えた、全四作品が収録されてます。
収録作品
『BLUE HEART, BLUE SKY』
『BEELZEBUB』
『DYING MESSAGE 《Y》』
『SENTIMENTAL BLUE』
個人的に一番好きなのは『BLUE HEART, BLUE SKY』。
特に終わり方が好きでした。思わず目頭が熱くなりかけた(笑)
また、二作目以降には蒼の友人となる人物が出てきます。
これまで蒼の成長を読んできたファンにとってみれば、
彼と蒼とのやりとりは読んでいて心が温かくなります。
蒼に普通の友人ができたということ自体が感慨深い・・・。
それと、空と雲が好きな俺にとって、このカバーは最高♪
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